2010年以前 イベント・活動記録

ユビキタス実証実験

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戸越銀座商店街では、電線類を地中化するのに併せて、商店街で利用可能な光ファイバーケーブルを埋設し、IT技術を活用した新たな商店街のサービスを提供するユビキタス商店街プロジェクトを進めていく中で、2006年から2008年までの間に3回のユビキタス関連技術を用いた実証実験を行いました。

実験の目的は以下の3点

  • 情報配信方法、ツールの検討
  • 情報コンテンツの有効性の検証
  • 商店街活性化への応用

2006年に実施したユビキタス実験の概要

商店街に点在する街路灯にRFIDタグのついた看板を設置して、各々のタグにその周囲数十メートル範囲に存在する「店舗情報」を記録しておき、被験者はそのタグに入った周囲の店舗情報を携帯端末で読み取りながら商店街を歩いて買い物をします。また被験者が散策している途中で見つけた魅力ある店舗などの情報を「クチコミ情報」として最寄りの街路灯に設置されたRFIDタグに記録していきます。それらの逐次蓄積されていく店舗情報や地域情報や防災情報等が、散策している被験者の行動にどのような影響を与えるのかについて、GPSによって行動記録をとることで調査・分析を行いました。

2007年に実施したユビキタス実験の概要

情報インフラとして、戸越銀座商店街に設置された無線LANの活用方法について検証を行いました。高価な端末を商店街で用意することは現実的ではないと考え、比較的だれでも持っている端末ということで、任天堂DSを用いた実験を行いました。子供たちに商店街を歩き回りながら宝探しゲームを解かせることで、イベントにおける無線LAN使用に対する効果を測定しました。

2008年に実施したユビキタス実験の概要

基本的には2006年に行った実験と同じ方法で、RFIDをucodeQRに変更した実験を行いました。また、商店街で使用可能なポイントを不可した場合としない場合についての行動記録を調査・分析し、商店街におけるポイントの有効性について検証を行いました。

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