戸越銀座商店街の最初のホームページ「戸越銀座ネット」は平成13年に開設されました。
開設当時は商店街でホームページを持っているところがまだ少なく、さらにCGIというWebブラウザからの要求に応じてプログラムを起動するための仕組みを使った、動的なホームページを作成して話題になりました。
それぞれの個店に掲示板というCGIプログラムを設置して、それぞれのお店が自身で簡単にホームページを更新できるという仕組みは、ブログのようなCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)が今日のように一般化するまでは、非常に先進的な取組みでした。
しかし、完全に情報発信を個店に依存する方法は非常に画期的なシステムではありましたが、それを生かせるほどのスキルが商店主にはなかったことと、商店街全体としては更新しないお店の方が多かったために、逆に更新頻度の少ない商店街のホームページに見えてしまうことが問題になってきました。
そこで、平成20年に当時急速に浸透し始めていたCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)を利用して、以前の戸越銀座ネットの良いところである個店で更新できる仕組みはそのままに、新たにホームページ管理者を設置して商店街全体のイベント情報を定期的に発信するほか、お客さんやメディア等からの問い合わせ窓口を一本化して、お客様とのコミュニケーションツールという点を重要視した商店街ホームページにリニューアルしました。
これによって商店街ホームページのアクセス数は次第に増加し、平成23年には1日の平均アクセス数が千人を超えるほどにまで成長しました。
戸越銀座商店街では、さらにお客様への情報発信を強化することを目的として、平成23年に急速にユーザー数を伸ばしていたSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サイト)であるツイッター・フェイスブックと連動して、より多くの人に情報が拡散していくような仕組みを導入しました。
これによって、更にアクセス数が増え、1日のアクセス数が4,000人を超える日もあります。
今ではヤフーやグーグルなどの検索サイトで「商店街」と検索すると、上位に表示されるようになり、日本でも有数の情報発信力を持つ商店街となりました。
さらに、平成28年には東京オリンピック開催に向けて、多言語化に対応したホームページにリニューアルしました。
今後は、外国人観光客に向けたコンテンツの整備を進めていきたいと考えております。