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東急池上線「戸越銀座駅」について

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東急池上線の戸越銀座駅は昭和2年8月に開業しました。本家の「銀座駅」は東京メトロ銀座線の駅で、昭和9年に開業したため、戸越銀座駅は本家よりも古い歴史を持つ、日本で一番最初にできた「銀座」と名のつく駅です。

当初は駅の所在地が品川区平塚であることから「平塚駅」になる予定だったのですが、既にJR東海道本線に同名の駅があったため、代替案として「戸越駅」が候補になりました。

しかし、現在の東急大井町線「下神明駅」が既に当時は「戸越駅」の駅名を使用していたため、地元商店街からの強い要望により、「戸越銀座駅」と命名されたそうです。

それほどまでに「戸越銀座」という地名は地元住民にとって愛着のある名称なのです。

開業から約90年経って老朽化が進んだ戸越銀座駅は、東京急行電鉄株式会社と戸越銀座商店街とが連携して、リニューアルに着手し、平成28年11月に新しい駅舎が誕生しました。

地元住民から愛されている以前の木造駅のどことなく懐かしい雰囲気を残して欲しいという商店街の要望を受け、以前の雰囲気を継承しつつ、多摩産の木材をふんだんに使った温かみのある美しいデザインとなっています。

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