活性化施策

とごしぎんざの新名物「戸越銀座コロッケ」

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戸越銀座の知名度が高まるにつれて、戸越銀座に遊びにきた人たちが自身のブログに、商店街に対する感想を書いてくれるようになってきました。

今では、こうした情報を定期的に収集して商店街の活性化施策に活用しているのですが、商店街の魅力を発掘するための調査を行っている際に、「戸越銀座に遊びに行ってお肉屋さんでコロッケを食べたらとても美味しかった。」という書き込みが多く見られ、これは商店街の大きな魅力なのではないかと考えるようになりました。

もともと商店街のお肉屋さんのコロッケは近隣住民からの評価も高かったのですが、商店街の人にとっては当たり前の事過ぎて、はじめはそれが人気商品になるとは誰も考えませんでした。

しかし、平成21年に地元の立正大学との協働事業で戸越銀座コロッケプロモーションが始まり、ちょうどB級グルメや下町グルメの人気が高まっていたタイミングと重なったことと、産学連携の成功事例として注目されたことで、非常にたくさんのメディアで取り上げられて、旅行会社が商店街ツアーを企画するまでの事業に発展してきました。

特に近年の土日に来訪する人が増えたのは、戸越銀座コロッケプロモーションの効果が非常に大きいといえます。

戸越銀座コロッケは、はじめはお肉屋さんと惣菜店の7店舗から始まりましたが、少しずつ協力してくれる店舗も増えて、蒲鉾店の「おでんコロッケ」、洋食店の「フォアグラコロッケ」、中華料理店の「餃子コロッケ」など、戸越銀座に来なければ食べられない独自のコロッケも加わって、非常に魅力的なプロジェクトへと発展していきました。

そもそも戸越銀座コロッケは、着地型の都市型観光を実現したいという考えから発案されたものであり、実際には400店舗近くある商店街のお店の内、その5%にあたる約20店舗でしか実施されていないのですが、商店街に遊びに来る人たちに明確な目的を与えて食べ歩きをしてもらうことで、全体の中では少ない参加店舗ながらも高い評価を得ています。

現在はコロッケの食べ歩きだけでなく、唐揚げや焼き鳥などの他の惣菜の食べ歩きも注目されるようになってきており、戸越銀座は「食べ歩きの街」「グルメロケの聖地」と言われるようになってきています。

戸越銀座コロッケとは…。

戸越銀座のイメージといえば、下町情緒あふれる商店街。

コロッケを食べながら商店街を歩いている人を多く見かけます。昔から戸越銀座のお肉屋さんがつくるコロッケは評価が高く、「せっかくおいしいコロッケがあるのだから、これを活用して戸越銀座に来ていただいているお客さんにもっと楽しんでもらえないか」と考えたことから、「戸越銀座コロッケ」のプロモーション活動が始まりました。

「戸越銀座コロッケ」には、特に決まったレシピや決まり事はありません。戸越銀座商店街のそれぞれのお店が、それぞれの個性を生かしたコロッケをつくっています。始めはお肉屋さんや惣菜店の7店舗から始まりましたが、今では飲食店も含めた約20店舗が独自の個性あふれるコロッケを販売中しています。

この長い戸越銀座商店街を、端から端まで食べ歩きをしながら楽しめる、そんな商店街って魅力的だと思いませんか?

産学連携プロジェクト

立正大学経営学部池上ゼミと戸越銀座商店街との協働事業として、商店街を「コロッケのまち」 にしようというプロジェクトがスタートしました。

学生たちがアイディアを出し合って、お土産用の箱やのぼり旗をデザインし、さらにはコロッケ店のプロモーションビデオ製作も行いました。

イベント時には学生たちが作った「立正コロッケ」の販売も行いました。

 

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